当院では、専門職それぞれの知識と経験を活かし、心身の回復を支える「チーム医療」を大切にしています。
1．患者安全のための連携
患者の安全は、チーム全員の共通の目標です。
•看護師は、患者さんの体調の変化や薬の管理などをつねに見守ります。
•リハビリテーションスタッフは、転倒や怪我につながる可能性のあるバランスの問題や筋力低下、飲み込みなどの機能を評価します。
•介護士は、患者さんの一日を通してのニーズに対して細やかなケアを行います。
私たちは協力して、定期的に学際的な安全性評価を実施します。
これらには以下が含まれます。
•病室内の転倒リスクや危険箇所の確認。
•ベッドの高さや移動補助具の評価 使いやすさや点検
•日常生活動作（起きる，立つ・歩くなど）の共有
このチーム医療により、事後対応ではなく、予防的な取り組みを行っています。
2．安全で支えとなる癒しの空間の構築と維持
適切に整備された安全な環境は、回復と快適さに直接影響します。
看護師は、利用可能な空間が回復に適した状態であることを確認します。
リハビリテーションスタッフは、「患者がベッドから椅子へ安全に移動できるか？」「部屋は自立を促すように配置されているか？」環境の機能性を評価します。
介護スタッフは、必要な物品を手の届くところに置き、清潔に保ちし、患者さんの小さな変化を見逃さずスタッフと共有することで、患者の回復に適した環境を維持します。
このチームワークにより、病室やケアエリアは、身体的だけでなく精神的にも癒しの空間と変化します。
包括的な患者ケアへの統一的なアプローチ
患者ケアは、チームとして提供されるときに最も効果的です。
私たち看護師、リハビリスタッフ、そして介護スタッフは、それぞれ独自の視点とスキルを持ち合わせています。
連携することで、すべての患者さんの最高レベルの安全、尊厳、そして機能性を確保することができます。
このケアチームは、安全性を評価し、向上させ、環境を最適化し、日常生活活動を支援するために協力することで、病気の治療だけでなく、自立の回復、治癒の促進、そして生活の質の向上に提供してまいります。
