こんにちは、緑成会病院栄養部です。
お待たせしました!
先週より連載が始まりました郷土料理で日本一周♪
今回は島根県の郷土料理「いも煮」をご紹介します。
郷土料理で日本一周!~島根県~(第二回)
島根県津和野町は、中央に佇む青野山の火山活動により津和野盆地が産まれ、水はけの良い火山灰土壌によって作られるキメの細かい里芋が名産です。
いも煮は、見た目は実にシンプルですが、素材の味を生かすため、だしやしょうゆで上品な味わいに仕上げた一品です!
〈材料〉4人分
里いも・・・250g
だし・・・250ml
★しょうゆ・・・小さじ2
★酒・・・小さじ2
絹さや・・・8枚
塩・・・少々
〈作り方〉
①里いもは上下(両端)を切り落とし、縦に皮をむく。下ゆでしてから、水洗いしてぬめりを取る。
②1をだしで2、3時間コトコト煮る。
③絹さやは塩少々を入れた湯でサッとゆで、斜めに2等分に切る。
④里いもが十分に軟らかくなったら、★の調味料を加え、味を整える。
⑤4を器に盛り、3の絹さやを添えて完成。
これから旬をむかえる里芋。素材の味をぜひご家庭でもお試し下さい。
☆ひとくちメモ☆
里芋は、野菜や果物の中でも比較的カリウムが多い食べ物です。
100g当たりで比較すると
里芋(生)で470mg
じゃがいも(生)で410mg
ブロッコリー(生)で360mg
バナナ(生)で360mg
トマト(生)で210mg
カリウムは尿中へのナトリウム排泄を促進し、血圧を低下させる方向に働きます。
しかし現在の日本人では望ましい摂取量がなかなか取れない栄養素となっております。
美味しい料理で工夫して積極的に摂っていきたいですね♪
※カリウム制限のある場合は、摂取量に関してましては、医師にご相談下さい。
次回もお楽しみに!