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緑成会ニュース

なんと!筋肉の量を測れるのです!

皆さん、人の体の一つ一つの筋肉の量を測れる事が出来るのをご存じですか?

InBody(インボディ)と呼ばれる「体成分分析装置」を使用する事で簡単に筋肉量や体脂肪量を測る事ができるのです。
当院では、この「体成分分析装置(InBody)」をリハビリテーションや栄養指導で活用しています。

【体成分分析装置(InBody)】

詳しくご説明しましょう。

体成分分析装置とは、部位別の筋肉量や体脂肪量を分析できるのです。
そのことにより、身体の健康状態(運動不足など)やケガや病気による浮腫みの程度・各部位の筋肉量を把握し治療に繋げていく事ができます。
例えば、腕を曲げるときに使う、肩から肘のかけての大きな筋肉の「上腕二頭筋」、股関節を曲げたり膝を伸ばしたりして歩行時に重要な役割を果たす「大腿四頭筋」など、一つ一つの筋肉の筋肉量を調べることができるため、リハビリしていくのに役立ちます。

上記のように筋肉量を調べることにより
①筋力は落ちてないか
②栄養状態に問題はないか
③体がむくんでないか

等を詳しく分析することができます。
元々リハビリでは筋力の程度を主観的に知る検査が主に利用されていますが、この体成分分析装置ではより詳細に定量的に筋力の検査をすることができます。

当院の回復期リハビリテーションでは、入院時に体成分分析装置(InBody)にて測定し、どの部位の筋肉が落ちていて、どの部位の筋肉の運動をすれば効果的なのかを判断する指標の一つとしております。
その後も定期的に測定し、リハビリの効果をしっかりと確認しています。

回復期リハビリテーションに入院する患者さんは怪我や病気により
・身体機能の低下
・活動量の低下
等により筋肉量が減少していることが多いです。
適切な筋肉量の測定をしてリハビリを行うことで、最大限の効果を得られるよう利用しています。
足や腰を骨折した方の場合、しっかりと筋肉を付けることで痛みを減らし、転倒しにくい身体を作り、再び日常生活が送れるようリハビリを行います。


【結果用紙】

また、栄養状態の測定もできます。
食事を摂って、それがしっかりと栄養になっているかの判断をリハビリ療法士・管理栄養士が共有しています。
管理栄養士は、装置で測定された筋肉の量・体脂肪量・基礎代謝量を基に栄養状態をみています。
測定結果から食事の内容を検討し、必要に応じてリハビリスタッフと相談をしながら筋肉量の増加を目指します。
また、測定項目の一つとして、細胞の健康度・安定度をみることができます。
これは栄養状態を評価する有用な指標として活用しています。

さらに、高齢者のサルコペニアの診断にも使用します。
サルコペニアとは、加齢に伴い筋肉量が低下する症状です。
今65歳以上の高齢者のなかでも約20%程度の方がサルコペニアに該当していると言われています。
サルコペニアは握力や下半身、体幹の筋力が低下することで歩行が困難になり転倒しやすくなります。
サルコペニアは栄養状態と関係があるため、体成分分析装置(InBody)を使う事により栄養状態と筋肉量を測定でき、適切なリハビリや栄養指導を行うことができ、サルコペニアの予防に繋がります。

●測定方法
当院では基本的に仰向けに横たわった状態で機器を装着して測定します。
計測は5分程度で、結果用紙が印刷されます。
リハビリ療法士が結果用紙を見ながら説明し、リハビリの目標を患者さんと考えます。
ペースメーカーを装着している方は使用できません。


【仰向けに寝て機器をつけている状態】


【指に機器をつけている状態】


【足首に機器をつけている状態】

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