こんにちは。緑成会病院栄養部です!
毎回好評いただいております、郷土料理で日本一周♪
今回の郷土料理は滋賀県の「はりはり漬け」をご紹介します。
郷土料理で日本一周!~滋賀県~(第三回)
はりはり漬けとは、野菜を刻み、酢やしょうゆに漬けたものです。
野菜を噛んだ時の音が『はりはり』と聞こえるため名づけられたと言われています。
よく切干大根を使いますが、今回は食感の良いなすを使用しました。
〈材料〉4人分
なす・・・中2個(約200g)
塩・・・少々
本みりん・・・大さじ1
しょうゆ(薄口)・・・小さじ2
酢・・・大さじ1
赤唐辛子・・・1本(お好みの加減して下さい)
しょうが・・・小1かけ
〈作り方〉
①鍋で本みりんを煮切り、しょうゆ、酢を合わせて冷ます。
②なすのヘタを切りおとし、5㎜程度の半月切りにする。
③切ったなすはすぐに塩もみするので水にさらさずに、ボウルに移して塩を加え軽くもみ、ぎゅっと水けをしぼる。
④赤唐辛子は種を取り、小口切りにする。
⑤しょうがは針しょうが、もしくはすりおろす。
⑥①、③、④、⑤を合わせる。
⑦30分ほど漬けておき、6を器に盛り完成。
さっぱりとした、1品ですのでいつもの食卓にプラスしてみてはいかがでしょうか。
☆なすの豆知識☆
「秋なすは嫁に食わすな。」とは、一般的に秋なすは夏なすと比べて皮が柔らかく、水分を多く含んでいます。また、昼夜の気温差と穏やかな日光の中で育つので甘味や旨味が強いと言われています。そのため、秋なすは美味であるので他家からの憎い嫁に食わせてはもったいないという姑の嫁いびりの有様として表現されます。
しかし、意味には諸説あり、姑の優しさを表現する意味で種子がないので子宝に恵まれなくなる。
水分、特に女性にとって体の冷えは健康によくないため、子供を生んでほしい嫁に茄子を食べさせすぎてはいけないという意味もあります。