当院には、回復期リハビリテーション病棟と医療療養病棟があり、さまざまな方が入院されています。
今回は患者さんのADL(日常生活動作)に合わせた浴槽の種類をご紹介いたします。
■個浴
家庭の浴槽と同じ形ですが、入り口のまたぐ部分が少し下がり、入りやすい仕様になっています。
スタッフは見守りで付き添います。
【対象者】
*浴槽のまたぎ動作ができる方
*浴槽内の床からの立位動作ができる方
*自宅退院に向けて、自身で更衣や洗髪・洗体ができる方 など
■カトレア浴
専用の車椅子で座ったまま浴槽に入れます。
スタッフは更衣や洗髪、洗体を一部介助します。
【対象者】
*座位保持、イスからの立位動作、立位保持ができる方
*更衣や洗髪、洗体が一部介助の方 など
■リフト浴
ストレッチャーで横になったまま浴槽に入れます。
【対象者】
*体動困難や四肢の拘縮、麻痺がありADLに介助を要する方
*ご自身で更衣や、洗髪、洗体が困難な方
*コルセット使用中などで座位保持が難しい方
*血圧が不安定な方 など
入浴の際、患者さんが出来ることはなるべくご自身にやっていただいております。
褥瘡や傷などある方や、その日の体調に合わせてシャワー浴になることもあります。
入浴は、清潔を保つことはもちろんですが、血行促進、気分転換などの目的もあります。
入浴が終わり「気持ち良かった」と言っていただけるように、安全第一でこれからも務めてまいります。